屋上ゴムシート防水を定期的にチェックして劣化に対処しよう
2022.04.14 (Thu) 更新
こんにちは!川口市、さいたま市、戸田市、蕨市の外壁塗装・屋根塗装専門店プロペイントです。
屋根が屋上(陸屋根)になっている建物では、雨が溜まりやすい構造のため防水工事が必須です。
今回ご相談いただいたお宅の屋上防水は、ゴムシートが施工されていました。
屋上防水には他にも塗膜防水・アスファルト防水などの施工方法がありますが、それらに比べてシート防水は
- 広い範囲の施工がしやすい
- コストが抑えられる
- 短期間の工事で済む
というメリットがあります。
しかし、一般的にゴムシートの耐用年数は10〜15年、さらに耐久性のある塩ビシートでは10〜20年と言われていて、紫外線や雨水の長期的な影響による劣化はどうしても避けられません。
ゴムシート防水によく見られる劣化症状
こちらのゴムシート防水では下記のような劣化症状が見られました。
- 膨れ
これは、下地に直接ゴムシートを貼りつける密着工法で施工した場合によく発生する症状です。
このような膨らみは施工不良が原因で起こるケースもありますが、正しく施工していてもなかなか避けられないため、シート防水ではよく見られる劣化症状です。
原因としては、下地に浸透した水分が蒸発して湿度となり、ゴムシートとの間で膨らむことが考えられます。
ゴムシート防水の膨れは劣化の初期症状で、すぐに雨漏りが発生するケースは少ないですが、メンテナンスのサインになります。
- 破れ
屋上防水に使用するゴムシートは厚さが1.0mm〜2.0mmほどの薄いものが多く、尖ったものが触れると破けてしまうことがあります。
特にカラスなどの鳥が突いたり、強風での飛来物によって刺激を受け破れてしまうことが原因になります。
破けてしまった箇所は小さくても、雨が浸透し雨漏りに繋がるので、定期的にチェックして早めに対策するのがベストです。