【2024年最新】「軒天」はどこにある？その役割や素材についてご説明します
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軒天（のきてん）とは、屋根の軒先で下から見える部分のことです。軒天とは「軒先の天井部分」の略だと考えるとわかりやすいかもしれません。
軒天の役割とは？なぜメンテナンスが必要？
軒天は外装において比較的小さな部材ですが、下記のような役割を果たしています。
- 見た目のよくない軒の裏の野地板・垂木などを隠す
- 屋根裏への鳥・害獣・虫などの侵入を防ぐ
- 屋根裏の換気
軒天が破損していると見た目が悪くなるだけでなく、鳥や害獣が侵入したり、建物の構造材の劣化が早まってしまったりするんですね。
それで軒天の状態も定期的にチェックし、もし傷んでいるのを見つけたら早めに対策するのがおすすめです。
軒天に張る素材にはどんなものがある？
軒天材にはさまざまな素材が使われますが、人気のある軒天材には下記のようなものがあります。
天然木
軒天には木目の美しい天然木を使用することができます。雨が直接かかる部分ではありませんが、防水性や耐腐食性を高めるため、定期的な塗装メンテナンスを行うのがおすすめです。
ケイカル板
ケイカル板（化粧けい酸カルシウム版）は、珪藻土や水酸化カルシウムを主な素材とするボード材です。通気性が必要な場合には「有孔ケイカル板」を使用します。
軽量で加工が容易なため、施工性も高いのが特徴です。また耐腐食性に優れ、湿気が多い場所でも安心して使用できます。
ケイカル板を使用した軒天は、仕上げに塗装が必要になります。
スラグ石膏板（エクセルボード）
スラグ石膏板は、スラグと石膏（せっこう）を混ぜ合わせて作られた建材です。
優れた防火性能と防音性能を備えていますが、水や湿気に弱いというデメリットもあります。
スラグ石膏板も外壁用の塗料で塗装して仕上げます。
フレキシブルボード
セメントと繊維質を混ぜ合わせて作られたボード材です。耐火性や強度、また遮音性などの機能面は非常に優れているのですが、かなり重いのが難点です。
ベニヤ板
やや古い木造建築の軒天によく使用さている素材です。
最も安価な部類の軒天材ですが、湿気・火気に弱く、耐久性も低いというデメリットがあります。こまめな塗装メンテナンスを行うようにしましょう。
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