川口市、さいたま市、戸田市、蕨市の外壁塗装・屋根塗装専門店プロペイント 陸屋根の防水メンテナンス
こんにちは。川口市、さいたま市、戸田市、蕨市の外壁塗装・屋根塗装専門店プロペイントです。
今日は久しぶりの秋晴れとなりました。絶好の洗濯日和ですね!!近頃、ショールームの隣にある
保育園で、運動会の練習をしている様子がうかがえます。今日も軽快な音楽と、ピッという笛の音が
聞こえてきました😊新型コロナウイルスの影響で、子どもたちも保護者の方たちも、大きな声は
出せないと聞きますが・・・運動会では楽しい思い出が作れたらいいな~と思いました☆
さて本日は、陸屋根の防水メンテナンスについてお伝えしたいと思います!
陸屋根とは
陸屋根とは、どのような屋根のことを指すのでしょうか。住宅建築用語で陸屋根は、「平屋根(ひらやね)」
「フラット屋根」とも呼ばれ、屋根勾配のない平面な屋根のことをいいます。
☟このような屋上が陸屋根です。
ビルやマンションでは主流の屋根形状です。近年ではスタイリッシュなデザインであったり、屋上スペースを
有効活用できるといったメリットが人気を集め、戸建て住宅での普及も進んできました。
一般的な屋根・外壁と同様に、陸屋根のメンテナンスも欠かせません。どのような防水工事があるのか、
具体的に見ていきましょう!
屋上防水とは
屋上防水とは、住宅やビル・マンションの屋上の床に施された、防水層のことです。防水層があることで
建物が雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を守ることができます。しかしながら、紫外線や雨水の影響による
経年劣化は避けられません。定期的に屋上防水のメンテナンスが必要になります。もしも放置したままに
すると最悪の場合、漏水につながり、建物自体の耐久性の低下を招きます。
屋上防水の施工方法は複数ありますが、今回は代表的な防水工事内容を4つご紹介します。
ウレタン防水密着工法
液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで、防水層を形成する工法です。小面積で複雑な箇所
にも、シームレスで継ぎ目のない防水層を形成できるというメリットがあります。
期待される耐候年数は10~15年。ウレタン防水密着工法は、プライマー塗布後、既存下地に
直接ウレタン防水材を塗り広げ、決められた厚さに仕上げます。下地の影響を受けやすいため、
最初に下地調整を入念に行なります。
▼下地調整
➡
高圧洗浄で汚れを一掃し、下地調整を行ないます。既存防水層のふくれ・ひび割れや脆弱部は除去し、
樹脂モルタルを埋めて段差をなくします。
▼プライマー塗布
下地とウレタン防水材との密着性を良くするために、均一に塗布します。
▼ウレタン防水材塗布(1回目)
決められた厚みになるよう、ウレタン防水材を塗布します。
▼ウレタン防水材塗布(2回目)
ウレタン防水材を2層形成することで、所定の厚みにします。
▼トップコート塗布
紫外線から防水層を守るため、最後にトップコートを塗布します。トップコートは10年毎に
塗り替えメンテナンスが必要です。
ウレタン防水通気緩衝工法
続いて、通気緩衝工法について。下地に通気緩衝シートを貼り付け、その上からウレタン防水材を
塗り重ねる工法のことです。下地の影響を受けることが少ないため、下地の劣化が進んでいる場合や、
水分を含んでいる可能性がある場合などに適しています。密着工法とは異なり、下地に防水材が密着
していないため、防水層の寿命が長いというメリットがあります。
▼プライマー塗布、下地調整
高圧洗浄後、平滑な下地に整えるための補修を行ないます。均一にプライマーを塗布します。
▼通気緩衝シート貼り付け
通気緩衝シートの設置。重ね部やシート端部を、シーリングで埋めて隙間をなくします。
▼脱気筒設置
脱気筒の役割は、下地に含まれた水蒸気を外部に脱気すること。下地から発せられる水蒸気は防水層の
膨れの原因となるため、防ぐために設置されます。
▼ウレタン防水材塗布(1回目)
▼ウレタン防水材塗布(2回目)
ウレタン防水材を2回塗ることで、所定の厚みに仕上げます。
▼トップコート塗布
紫外線から守るために、トップコートで防水層を保護します。
FRP防水
「FRP」とは、繊維強化プラスチックの意味です。FRPは幅広い様々な分野に普及しており、バスタブや
プールの他、潜水調査船の外郭や人工衛星の素材にも使われています。FRPの優れた特性を防水に応用した
ものがFRP防水です。近年では住宅のベランダやバルコニーに、ウレタン防水と同じくらい普及しています。
歩行可能で強じんな塗膜を形成することから、立体駐車場の床にも使用されています。
【FRP防水のメリット】
■強じんな塗膜
・・・ガラス繊維で補強された強じんな塗膜を形成するため、車両の通行も可能。
■防水性に優れている
・・・液状のポリエステル樹脂を塗布して硬化させるため、継ぎ目のない仕上がりになる。
複雑な形状の部分にも防水層を形成できる。
■頑丈で錆びない
・・・FRPは酸化しないため、錆びや腐食の心配がない。
【FRP防水のデメリット】
■柔軟性に欠けるため地震の揺れに弱く、ひび割れする可能性がある
■紫外線に弱いため、5~6年に一度のトップコート塗り替えが必要
■ほかの防水工法に比べるとコストがかかる
シート防水
シート防水とは、塩化ビニールやゴム製シートを接着させることで防水面を作る工法です。
専用の接着剤で施工箇所をシートを密着する「密着工法」と、専用の機械で施工箇所とシートを
接着する「機械固定工法」の二つの工法があります。
【シート防水のメリット】
■既存の防水工法にこだわらない
・・・シートをそのまま上から被せて防水機能を持たせる工事のため、既存防水層がシート防水以外でも施工が可能。
下地による影響を受けにくいと言えます。
■シートは既存製品のため、ムラがでない
・・・ウレタン防水塗膜の場合、職人の力量によって均一な防水面が作れるかどうか左右します。その点シート防水は
厚さが一定のため、広い面積を一度にムラなく施工できます。
【シート防水のデメリット】
■複雑な形状に対応できない
・・・施工面に凹凸があったり、固定されている物が多い場合、シートでかぶせることが難しいケースがあります。
シートの隙間から漏水するリスクもあるため、複雑な形状の場合はウレタン防水が適していることも。
以上、陸屋根に必要な防水工事について代表的な4つの施工方法を紹介しました。
プロペイントでは、ウレタン防水密着工法を提案することが多いです。戸建て住宅の陸屋根の他、
アパート・マンション・ビルの屋上防水も数多く手掛けてきました。
防水工事を行なう場合、既存下地の劣化状態を見極めて、どの防水工事が最適なのか提案します。
陸屋根は傾斜がないため雨水が溜まりやすく、漏水被害も多く報告されているため注意が必要です。
雨漏りが発生する前に、専門家による劣化診断を受けることを検討してはいかがでしょうか。