川口市、さいたま市、戸田市、蕨市の外壁塗装・屋根塗装専門店プロペイント 雨漏りの原因と補修工事
こんにちは!川口市、さいたま市、戸田市、蕨市の外壁塗装・屋根塗装専門店プロペイントです。
台風が近づいていることもあり、今週末にかけて雨の予報です。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
外壁塗装工事の場合、雨だと塗装作業を中止しています。塗り面が濡れてしまうと後々、塗膜に不具合が
発生するためです。しかしながら、雨の日でもできる作業はあります。足場の架設や高圧洗浄、補修工事等、
塗装以外の部分はできるだけ進行させることで、大幅な工期のずれがないよう注力しています。
また、強風の際は建物を覆うメッシュシートを畳むことで、事故が起きないように配慮しています。
台風のシーズンは外壁塗装を心配される方もいますが、どうぞご安心いただければと思います。
さて本日のブログでは、台風にちなんで「雨漏りの原因」について深堀したいと思います。
プロペイントでも、雨漏りのご相談を受けることが多く、あえて雨の日を選んで現場調査を行なうことも
あります。雨漏りでお悩みのお客様のなかには、「何年も止まらなくて困っている」「他の業者が一度
直してくれたけど、止まらなかった」という方もいらっしゃいます。
雨漏りの原因と補修工事を知ることで、解決できるお手伝いになればと考えています。
雨漏りの原因箇所はどこが多いでしょうか。一般的に雨漏りというと屋根からポタポタ垂れる・・・
というイメージがあるかと思います。しかし、屋根以外からの漏水被害も多く報告されています。
プロペイントが考える漏水原因となる箇所は、大きく分けて次の4か所です。
1、屋根
屋根からの漏水はとても多いです。プロペイントが実際に施工した事例を見ていきましょう。
≪原因1≫経年劣化による漏水
築年数が経過した建物で、屋根塗装メンテナンスを行なっていない場合、注意が必要です。
屋根塗装には、雨の吸水を防ぐ役割があります。塗膜が劣化すると雨水を吸収し、反りや亀裂が入りやすく
なります。屋根材が劣化することで、やがて漏水につながるのです。
≪原因2≫板金の劣化による漏水
▼カラーベスト屋根(コロニアル)には、棟板金が施されています。棟板金とは、屋根材の頂点にかぶせて
ある板金のことです。下から葺かれた屋根材を貫板(ぬきいた)という板で押さえ、上から棟板金という
金属をかぶせて雨水の侵入を防いでいます。板金は釘で固定されていますが、釘が抜けたり浮いたりすること
で隙間ができ、そこから雨水が入り込みやすくなります。
▼貫板が腐食していたため、貫板を交換します。屋根全体はカバー工法を行ないました。
カバー工法とは、既存屋根の上に新しい軽量金属屋根(ガルバリウム鋼板)を設置する工事のことです。
≪原因3≫ルーフィングの劣化による漏水
▼こちらの下屋根はサビがひどく、屋根材の下に貼られているルーフィング(防水シート)が劣化
していたため、塗り替えでは雨漏りが止まりません。そこで、葺き替え工事を行ないました。
▼既存屋根材(カラーベスト屋根/コロニアル)を撤去し、野地板を張り直し。
▼ルーフィング(防水シート)設置。
▼ガルバリウム鋼板への葺き替え完了。隙間なく敷き詰められました。
雨仕舞(建物内部に雨水が入り込まないための防水施工のこと)のため、端部にも板金を設置しています。
≪原因4≫和瓦の漆喰部分の劣化
瓦屋根の場合はどうでしょうか。100年持つと言われる日本瓦ですが、漆喰が劣化することによる
雨漏り被害が多く報告されています。
▼劣化した漆喰をすべて撤去。古い漆喰をヘラを用いて掻き出します。
▼漆喰の塗り込み。隙間なく均一に新しい漆喰を塗ります。適度な量で塗るのがコツです。
見た目をよくしたいからと、多めに塗るのはNGです。盛り上がった漆喰に雨水が直に当たることで
漆喰が水分を含むようになり、やがて雨漏りの原因になります。
▼漆喰のならし。専用コテを用いて漆喰の表面を整えていきます。この時、雨が漆喰に当たらないように
考慮して(雨仕舞い)、漆喰の量を調節します。その後乾燥させれば完了です。
▼漆喰補修工事の完了はこちら。隙間なく埋められた白い漆喰が美しいです。
2、外壁の亀裂
モルタル外壁の場合、亀裂部分からの漏水被害が多く報告されています。
モルタルは意匠性に優れており、味わい深い仕上がりになるというメリットがある一方、ひび割れが起きやすく
防水性が低いというデメリットがあります。
紫外線や雨水の影響で外壁塗装が劣化し、塗膜が剥がれると、雨水を吸収しやすくなります。雨水を含んだモルタル
は、乾燥と吸水を繰り返すことで膨張と収縮を繰り返します。そして、やがてひび割れが起こるのです。
こちらのお住まいでも外壁から侵入した雨水が、建物内部に入り込んでいることが確認できました。
▼最初に亀裂部分の補修を行ないます。最初にプライマーを塗布し、密着性を高めます。
▼モルタル材を亀裂部分に充填させ、亀裂の奥まで入るよう指で押し込みます。
▼その後、外壁塗装を行ないました。
3、シーリングの劣化
外壁が窯業系サイディングボードの場合、シーリングが劣化することによる雨漏りが多いです。
シーリングとは、外壁の目地に充填されたゴム状のパッキンのこと。目地の他、窓枠サッシまわり
や換気フード等を取り付ける場合にシーリングによる止水処理がなされています。
外壁塗装と同様に、シーリングも経年による劣化は避けられません。紫外線の影響でひび割れたり
することが多いです。劣化したシーリングから雨水が侵入すると、サイディングボードの反りや浮き
といった劣化を招きます。劣化したサイディングボードから、最終的には漏水被害が発生するのです。
▼こちらのお住まいのシーリング材は、経年劣化によりひび割れが発生していました。
この場合、既存シーリング材を撤去後、新規シーリング材を充填する「打ち替え工事」を行ないます。
▼既存シーリング材を撤去します。
▼プライマー塗布
▼シーリング材充填
▼ならし状況
▼打ち替え工事完了
▼窓枠サッシまわりコーキングの劣化による漏水被害も多く見受けられます。こちらのお住まいもシーリングが
劣化し、外壁との間に隙間が開いています。ここから雨水が侵入している可能性が高いです。
窓枠の場合、打ち替え工事ではなく「増し打ち工事」を行ないます。これは、既存シーリング材の上から
新しいシーリング材を打ち込み、厚みを持たせる工法です。
上記のように、場所に応じたシーリング工事を行ないます。
以上、雨漏りの原因と、どのように補修工事を行なうのかお伝えしました。雨漏りが起こってからだと、
塗装では解決できず、交換工事が必要な場合が多くあります。そのため、大掛かりな工事になる前に日頃から
メンテナンスを行なうことが大切だと考えます。新築時から10年を目途に、専門家による診断を受けること
をおすすめしています。プロペイントは雨漏り診断・見積り提出は無料で承っています。雨漏りにお悩みの
お客様は、ぜひ私たちにご相談ください。雨漏り工事の場合、補修後に散水検査を行なって雨漏りが止まった
ことを確認してから引き渡しとなるため、安心です。
まずはご相談をお待ちしています!!